一年の計は元旦にあり

2023年も、あとちょっとになりました。会社の同僚に「あけましておめでとうございます。」と言ったと思いきや、もう年末です。年を重ねるごとに早馬の如く時間は速度を上げて流れていきます、太く長く身の詰まった人生にしたいものですね。さて、お正月と言えばおせち料理ですが、皆さんおせちと聞いて何を想像するでしょうか。

お正月は神様をお迎えし、新年の幸福を授けて頂く大切な行事です。

新年を迎える大切な正月の節句の日に神様に振る舞うおせち料理には、五穀豊穣、家内安全、子孫繁栄、不老長寿、などの意味を込めた山の幸、海の幸を種類豊富に贅沢に盛り込みます。

また、正月と呼ばれるのは「三が日」です。この3日間を、普段は家事に追われる主婦の方から開放するという意味を含め、保存のきくような料理を中心におせち料理は作られています。

今回は、おせち料理の食材に当てた意味と由来を紹介していこうと思います。

・数の子

数の子は魚卵の多さから”子孫繁栄”を願って入れる料理です。そして、たらこでもいくらでもなく、にしんの魚卵が選ばれるのは「にしん=二親」という当て字も含めて、「夫婦仲円満」の願いも込められています。

黒豆

まめに働く」、「まめに暮らす」など、「まじめ」の意味が豆には込められています。

個人的には栗きんとんに並んで大好きなおせち料理です。

・伊達巻

巻物の形をした伊達巻は書物をイメージしており、「文化の発展」・「学業成就の願い」が込められています。
また「伊達」とはオシャレさや華やかさを表す言葉です。

・栗きんとん

きんとんは漢字で書くと「金団」です。文字通り金の団子(金色に輝く財宝)をイメージして「豊かな1年」を願うものです。また、栗自体も「勝ち栗」と呼ばれるほどの山の幸の縁起物とされています。

・昆布巻き

こぶは語呂合わせで「子生(こぶ)」=子孫繁栄、「よろこぶ(養老昆布)」=不老長寿などとかけられており、縁起がいいとされています。昆布巻きは三の重の“煮しめ”に分類されることも。

・海老

海老は、その長いヒゲと加熱調理すると腰が曲がることも含めて、海の老人=「海老」と名付けられています。
その名前の由来から「腰が曲がるまで丈夫に長生きするように」という長寿の願いが込められています。

他にも、鰤(出世)や鯛(めでたい)などおせちには色々な料理が沢山あります。そして何よりも正月の前日の「大晦日」には年越しそばがあります!麺類が大好きな私には外すことのできない一年で最後の楽しみです!

皆さんも年越しそばに当社の「天と地と人が織りなす蕎麦 半生そば」で一年の最後を締めくくってみてはいかがでしょうか。一年の最後の締め、長生きの意味を掛けて私も毎年食べています。

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