漢方薬の服用は、西洋医薬品と異なり、同じ症状でも使用する薬が異なります。
つまりカギとカギ穴が、しっかりと合うような漢方薬が必要です。
問診票から見て今の症状に適切な漢方を見ていきましょう。
（問診票データ）
年齢：35歳 性別：女性 身長：160cm 体重；68㎏
症状：半年頃前から最近お腹周りが気になってしまい、ダイエットをして綺麗になりたい。
詳細情報： 食欲：有、水分補給：よく飲む、体力：普通、お酒：たまに飲む、タバコ：吸わない
体質：快便、疲れやすい、暑がり、眠れない
１） 当症状に対してどういう漢方が適しているか。
防已黄耆湯（ぼういおうぎとう）で良いと診断します。
２）どういった漢方なのか。
含有生薬の名前
オウギ（強壮、利尿、高圧、血管拡張、強心、抗菌作用）
ボウイ（筋肉弛緩、水腫、鎮痛）
タイソウ（更年期障害、鎮痛、免疫増強、薬の吸収をよくする）
カンゾウ（解毒、抗炎症、薬の調整など効果はたくさんありますので、殆ど漢方薬に含有）
しょうきょう（消化機能を高める、血流を良くする）
ソウジツ（胃腸内不消化物を除く）
３）どんな効果があるのか
この漢方薬の効果としては、全身倦怠感、肥満、汗かき、不眠、暑がりなどの効果があり
ます。
４）注意事項
1） 食事はゆっくり、よくかんで、腹７分目です。
2） 余りカロリー計算すると肥満に良くないので、甘いもの、脂濃いものは適切に食べて
ください。
3） 肥満を気にすると益々肥満の原因になるので、まあいいかと思う位にして下さい。
この漢方薬で多数の方々が効果を感じられています。一番大事なことは、脳に刺激も大事
なので、好きなものを、食べて量を少ない目にする事が大切です。人間はやせる方が免疫
力を低下するのでルンルンの気持ちで、頑張って下さい。
